
ファッション化?
マーケティング・流通などを学ぶ者から言わせていただくと、疑問が残る点が多くあります。
1つ目として。この本によく出て来る「ファッション化」という言葉が気になりました。ファッション化とは、ファッションバリューのことで視覚的要素と心理的要素に分けられる・・と書いてありますが、そのファッションバリューとは何かを具体的に明記されていません。ですのでマーケティングを学んだ者から見るとファッション化という言葉が出て来るたび「?」が浮かびます。これでは、ファッション(論?)を学んでいる人しか理解できません。
2つ目として。マーケティング論としても確かに、最近は機能よりもデザインや生活価値などの無形価値を生み出すことを重視した商品が増え、また商業施設の外装も、デザイン性の高いものにし顧客の目を楽しませる・・などといった傾向が増えてます。しかしこの傾向をすべて“ファッション化”したと置き換えていいものでしょうか?あまりにも自己的表現ではないでしょうか?また、この本によく出て来るマーケティングの戦略論も無理やり“自己流”にしている気がしてなりません。というのは、文中にいろいろな戦略論を応用したモデル(図)があるのですが、このモデルの要素が“変数”ではなく“値”として書かれています。でもこのようにモデルを“値”で書いてしまうと、モデルは無限に広がってしまうため応用が利かなくなり、結局何のためのモデルなの?ということになってしまいます。
3つ目として。従来のマーケティング理論をかなり無視しています。たとえば、製品はファ...
PR